散骨とは…
散骨は自然葬の一種で、火葬を行った後の遺骨を粉末状にして、海や山などに撒くことです。
日本では長い間、遺骨は骨壺に入れてお墓か納骨堂に納骨するのが一般的でしたが、現代では、火葬後は納骨せず散骨してほしいと願う故人が増えてきたことにより、日本を含め世界各地で散骨が行われるようになりました。
「海や山が好きだったから」「死後は自然に還りたい」といった理由で散骨を選ぶ人が多いようです。また、核家族化や少子化が進む現代日本では、残していく家族にお墓の世話で迷惑をかけたくない、という理由で散骨を望む人も増えています。
生命保険会社の統計でもニーズは高まってきています。
散骨は合法?違法?法律との関係について
日本の法律では散骨を禁止する法律が存在しないため、散骨自体が罪に問われることはありません。
2019年現在、法律上は遺骨を土に埋めなければ合法です。しかし、散骨のやり方や場所によってはトラブルに発展することもあります。そのため、散骨を行いたい場合にはやや注意が必要です。
散骨までの流れ…
1、事前の相談・申込
ご家族、親族間で十分に理解してもらえるように話し合って決めましょう。エンディングノートを作成しておくのも良いでしょう。また遺骨をすべて散骨してしまうのか、一部を残すのかを事前に決めておくほうが良いです。遺骨の一部を残す場合は、遺族の誰が管理してその後誰に引き継いでいくのかを決めておくことも大切です。
2、お申し込み
・散骨申込書および施行同意書(弊社規定用紙)
・粉末化依頼書および同意書(弊社規定用紙)
・埋葬許可証、火葬許可証、改葬許可証、遺骨引渡し証明書のいずれかのコピー1通
3、遺骨の引き取り又は郵送
店舗までご持参ください。遠方の方は郵送して頂く場合もございます。
4、粉骨
お預かりした遺骨をパウダー状に加工します。
5、出港
指定場所へ集合して乗船します。このとき、散骨式の流れや船上での注意点などの説明を説明します。故人が好きだった音楽CD、お酒、お花など持参する場合は御相談ください。公共の桟橋を使用することがほとんどなので、服装は喪服ではなく普段着が良いです。また転倒しやすいヒールの高い靴や滑りやすい靴は避けたほうが良いでしょう。
6、散骨式
大切な故人との最後のお別れです。進行担当から挨拶があり、船上から散骨をおこないます。その後、献花・献酒・黙祷をおこない、散骨ポイントを旋回します。
7、帰港
8、散骨照明などの受取り
後日「散骨証明書」や実施風景の写真を送付します。散骨・海洋葬を実施した証明になりますので、大切に保管しておきましょう。
9、散骨後のメモリアルクルーズ
ご希望の方に、散骨した故人を忍んで散骨ポイントを再び訪れるクルーズです。



SELECT SANKOTSU
散骨証明書
【GPSにて散骨場所を特定】
船内にあるGPS測定により、正確に散骨場所を特定することが可能です。
散骨証明書には散骨場所として緯度・経度・時間明記し、お渡し致します。
これにより後日、再度散骨場所を訪れることも可能です。


